タイムトラベル小説が好きでいろいろ読んできましたので、好きな作品を思いつくままあげてみたいと思います。以下は私にとって何度読んでも面白い名作ばかりです。有名な作品ばかりですが。
【海外編】
「夏への扉」(The Door into Summer)
ロバート・A・ハインライン
福島正実訳 ハヤカワ文庫SF 1979年(講談社版他、複数版あります)
ある日流れてきた山下達郎さんの「夏への扉」、何気なく聞いているとなんとこの作品をモチーフにした曲と気づきびっくりしました。
コールドスリープとタイムマシンを組み合わせて、めくるめくストーリーが展開します。読後感最高の作品です。猫好きにもおすすめです。
「リプレイ」(Replay)
ケン・グリムウッド
杉山高之訳 新潮文庫 1990年
過去をやり直すことができたら(それも何度も)、興味深い題材に思わず引き込まれます。
「さよならダイノサウルス」(End of Era)
ロバート・J・ソウヤー
内田昌之訳 ハヤカワ文庫SF 1996年
ハードSFにしてエンタテインメント、恐竜はなぜ滅んだのか、なぜあれほど巨大化できたのか、風邪のウイルスの正体とは?などの答えを描いています。ソウヤーの作品はミステリー風味の謎解き中心の作品もありますが、想像もつかないほど壮大な展開になる作品があり、そちらも好きです。
「11/22/63」
スティーブン・キング
白石朗訳 文藝春秋 ソフトカバー2013年
一番最近読んだ作品で、上下巻2段組で1,000ページを超える大作です。藤田新策さんの装画も毎度いいです。
細部を積み重ねてリアリティーを出すキングですが、今回その筆致は過去に向かいます。主人公ははたしてケネディ暗殺を阻止できるのでしょうか。
【日本編】
「戦国自衛隊」
著者:半村良
ハヤカワ文庫 1975年
角川文庫 1978年
コミック版「戦国自衛隊」
著者(画):田辺節雄
※コミック版も傑作です。
「マイナス・ゼロ」
著者:広瀬正
河出書房新社 1970年
集英社文庫 1982年
梶尾真治作品
「クロノス・ジョウンターの伝説」
「つばき、時跳び」他
【コミック編】
「炎トリッパー」
高橋留美子
「アシガール」
森本梢子
思いつくまま書きましたので、書き足りない部分もあり、追記、または別の機会に書ければと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。