うれしいニュースが飛び込んできました。
「風立ちぬ」完成後、引退を宣言してから４年、
「ここに至り、宮崎監督は「引退撤回」を決断し、長編アニメーション映画の制作を決めました。作るに値する題材を見出したからにほかなりません」（スタジオジブリ公式HPより）
公式HPにて新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ（新人）を期間を３年として、募集しています。
この背景にはおそらく新海誠監督「君の名は」の大ヒットがあるかと思いますが、もともと創作の泉が枯れることなく湧いてくるのでしょう。
もともと宮崎監督は「未来少年コナン」や「ルパン三世」「ハウル」にしても原作を換骨奪胎して作品を創ることが天才的に上手い方です。もちろんナウシカ、ラピュタ等オリジナル作品も素晴らしいです。
新作がどうなるのかとても楽しみです。
＊期待も込めて次回作を予想してみましょう。
個人的には上記の表紙、詳細な口絵、コンテも描いておられる「幽霊塔」をアニメで見てみたいと思っています。
この作品は「ルパン三世・カリオストロの城」の制作当時にも言及されていて、当時は黒岩涙香版を引き合いにだされていたと思いますが、かなり思い入れの強い作品と思われます。
魅力的なヒロイン、謎を秘めた時計塔、入ったら二度と出られない迷路等、舞台設定は申し分ないので、是非重厚なゴシックロマンとして描いていただけないでしょうか。
「幽霊塔」
著者：江戸川乱歩
発行所：岩波書店
発行日：2015年6月
