「ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~」
著者:三上延
発行所:KADOKAWA
発行日:2017年2月25日
定価:650円+税
内容紹介(KADOKAWA公式HPより)
ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく――。
奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。
人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。(以上引用終わり)
奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。
人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。(以上引用終わり)
感想
北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」を舞台に、店主栞子さんを中心に古書にまつわる謎、恋愛、家族との確執を描くシリーズ、本巻にて完結とのことです。
古書の世界で複製本のことをファクシミリというのを初めて知りました。
表紙が青、赤、白のうち栞子さん(と大輔くん)は本物を見抜くことができるのでしょうか。
シェイクスピアをめぐる謎、お母さん、大輔くんとの関係が完結に向けて収束していきます。
完結と銘打たれていますが、またいつか物語が再開されることを願っています。
「ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編」
発行所:KADOKAWA
発行日:2017年2月25日
定価:600円+税
感想
「ビブリア古書堂」本編5巻にも登場した「ブラック・ジャック」の傑作選。著者のいうようにブラック・ジャック、他の手塚マンガの入門編として最適。よく知っている人も読み返すと「この話よく覚えている」となるでしょう。
ピノコ、ドクターキリコ初登場回なども収録。個人的には生物時計の話をよく覚えていて、目覚まし時計がなくて起きてしまったときは、この話をよく思い出していました。
一作毎に編者の解説がついており、そちらも興味深いです。
収録作品
畸形嚢腫
木の芽
ふたりのジャン
アリの足
なんという舌
その子を殺すな!
ガス
不発弾
身代わり
闇時計
台風一過
お読みいただき、ありがとうございます。