嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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堕ちる天使 エンゼル・ハート 映画原作 感想

「堕ちる天使」 FALLING ANGEL
著者:W・ヒョーツバーグ
訳者:佐和 誠
発行日:1981年2月28日初版(ハヤカワ文庫NV)
発行所:早川書房
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映画化名:「エンゼル・ハート」
監督:アラン・パーカー
主演:ミッキー・ローク
   ロバート・デニーロ
キャッチコピー:「人間には、知ってはならないことがあるー」
映画公開:1987年6月全国東宝系ロードショー
 
内容紹介
「タイムズ・スクエアにハワイ州誕生の報が流れる頃、私立探偵ハリー・エンジェルはシフレなるなる男の依頼を受けた。かつて自分が後援した戦前の名歌手フェイバリットの行方を突き止めてくれというのだ。さほど困難な調査とも思えない。快諾したエンジェルは、しかし意想外(原文ママ)の事態に直面するー」(原作カバー裏より)
 
原作感想
ハワイ州の誕生が1959年(昭和34年)。戦中、戦後のアメリカ、ニューヨークを探偵ハリー・エンジェルが駆け抜ける。
訳者佐和誠氏の解説にある通り、この作品はハードボイルド+オカルトの嚆矢といえるだろう。
同じくあとがきからスティーブン・キングの賛辞要約を引用すると「・・・彼は私が不可能視していたことをいとも容易にやりとげてしまった。これは、たとえていえば、レイモンド・チャンドラーが超常現象(オカルト)を書いたようなものである・・・」
 
映画感想
映画では無精ひげにヨレヨレのコート姿のうらぶれた私立探偵を全盛期のミッキーロークが魅力的に演じている。
脇を固めるのはロバート・デ・ニーロ、シャーロット・ランプリング(愛の嵐、スイミングプール)。
とにかくミッキー・ロークがかっこよく、作品全体も不思議な魅力に溢れていて好きな作品である。
 
お読みいただきありがとうございました。