嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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星を継ぐもの ハードSFの傑作長編 感想

星を継ぐもの
訳者:池 央耿
装画:スタジオぬえ 加藤直之
発行年月日:1980年5月23日 初版
      2008年1月11日 73版
発行所:東京創元社(創元SF文庫)
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内容紹介
(カバー裏より)
「月面で発見された真紅の宇宙服をまとった死体。だが綿密な調査の結果、驚くべき事実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもなければ、ましてやこの世界の住人でもなかった。彼は五万年前に死亡していたのだ!
一方、木製の衛星ガニメデで、地球の物ではない宇宙船の残骸が発見される。関連は?
J・P・ホーガンがこの一作をもって現代ハードSFの巨星となった傑作長編!」

東京創元社HPより)
読者投票第1位 創元SF文庫を代表する1冊!
小野不由美氏推薦――「SFにして本格ミステリ。謎は大きいほど面白いに決まっている。」

星雲賞受賞】
月面調査員が、真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体はなんと死後5万年を経過していることが判明する。果たして現生人類とのつながりは、いかなるものなのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの巨星が一世を風靡したデビュー作。解説=鏡明

*2010年10月10日(日)、朝日新聞・読書面「売れてる本」欄で、瀧井朝世氏により紹介。記事題名は、「謎解くごとにカタルシス」。

感想
スケールの大きな解明しようのない謎が冒頭で提示されて、科学的技術や知識を総動員して少しずつ謎を解いていく過程は、まさに本格ミステリの味わい。
<巨人たちの星シリーズ>三部作の第一作。
加藤直之氏の装画がまた素晴らしい。