嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

傑作初期短編集 永遠なる瞳の群れ ますむらひろし

永遠なる瞳の群
発行日:昭和54年5月30日 初版発行
発行所:朝日ソノラマ(SUN COMICS)
定価:¥350

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内容紹介・感想
猫を登場人物とした「アタゴオルシリーズ」等の作品で有名な、山形県米沢市出身の漫画家ますむらひろし氏の初期短編集。

1973年、第5回手塚賞準入選の「霧にむせぶ夜」所収。
以後のほのぼのした絵柄や内容と違い、細密で詩情あふれる画風である。
そして内容はブラックで皮肉っぽく、時にホラー風味も加味されている。
傑作です。

目次
永遠なる瞳の群れ
夏の終わりにやって来た春
理科室の地下で
氷山1977
ぼくらが地上に帰る時
霧にむせぶ夜
1975
再会
母なる大地の子どもたち星ふる夜の天使たち

「われわれは みんな
他人の不幸を 平気で
みられるほどに 強い
ーラ・ロシュフコオ」
(霧にむせぶ夜 序文より)

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(「霧にむせぶ夜」より)