嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

2002年上期【芥川賞】 パークライフ 吉田修一

2002年上期【芥川賞
著者:吉田修一
装画:寄藤文平
装丁:大久保明
口絵写真:一久保法士
発行日:2002年8月30日 第1刷発行
発行所:文藝春秋
定価:1,238円+税

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内容紹介・感想
まずブックデザイン、イラストが秀逸です。黄色と黄緑を基調にワンポイントで朱色を配してあります。
イラストをよく見ると帝国ホテルや三角の建物が特徴の日比谷図書文化館が見て取れます。
ご推察の通り、タイトルのパーク・ライフのパークとは日比谷公園のことです。

日比谷線の車内で勘違いから見知らぬ女性に話し掛けてしまったぼくは、日比谷公園スターバックスカップを片手に持ったその女性に再会する…。

「「何かが常に始まろうとしているが、まだ何も始まっていない」という、現代に特有の居心地の悪さと、不気味なユーモアと、ほんのわずかな、あるのかどうかさえはっきりしない希望のようなものを獲得することに成功している。」
村上龍 芥川賞選評より)