リンカーン・ライムシリーズ 第2弾
コフィン・ダンサー
THE COFFIN DANCER
著者:ジェフリー・ディーヴァー
訳者:池田真紀子
発行日:2000年10月10日 第1刷
発行所:文藝春秋
定価:本体1,857円+税
内容紹介・感想
神出鬼没の殺し屋”コフィン・ダンサー”追跡に力を貸してもらいたいというのだ。
”ダンサー”は二日後に開かれる大陪審で、ある大物武器密売人に不利な証言をする予定の証人3人を消すため、当の武器密売人に雇われたらしい。
不気味なあだ名の由来は、殺し屋の姿を目撃した、ただ一人の人物の証言 ー 腕に棺の前で女と踊る死神の刺青がある ー だった。自在に容貌を変えるダンサーに狙われたら最後、絶対に生き延びることはできない。
勝負の行方は、最後の1ページをめくるまでわからない。」(訳者あとがきより)
リンカーン・ライム再び登場。
グリッド捜索やガスクロマトグラフを駆使して、微細証拠物件から犯人に迫っていく推理手法は健在です。
加えて本作はタイムリミット・サスペンス。
サックスにも犯人の魔の手が迫ります。
ライムとサックスの関係にも少しづつ変化が訪れます。
傑作です。