嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「邪魔」奥田英朗 疾走するクライム・ノヴェル感想

邪魔
著者:奥田英朗
装幀:鈴木成一デザイン室
写真:高橋和
発行日:2001年4月1日 第1刷発行
発行所:講談社
定価:本体1,900円+税

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著者紹介
奥田英朗(おくだひでお)
昭和34年、岐阜市生まれ。平成9年浅田次郎氏が絶賛した「ウランバーナの森」で小説デビュー。平成11年に刊行した長編犯罪小説「最悪」がエンターテインメント小説界の大きな話題となった。本作はそれに続く小説第3弾である。

内容紹介・感想
及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。(講談社文庫上巻紹介文より)
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文庫上巻カバー

もうどこにも、逃れる場所はない。2002年版「このミステリーがすごい!」第2位、第4回大藪春彦賞受賞。九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。(講談社文庫下巻紹介文より)
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文庫下巻カバー

本当は前作の「最悪」を先にご紹介したかったのですが、見当たらなかったので、こちらを先にご紹介いたします。
「最悪」と同じくどこにでもいる平凡な人々の歯車が少しずつ狂っていく様を描いています。
大藪春彦の作品とはかなり受ける印象は異なります。

テレビドラマ化 2015年9月2日 TV東京
奥田英朗クライムサスペンス
邪魔~主婦が堕ちた破滅の道

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キャスト
及川恭子
 ・・・ 
九野 薫
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