嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「家族八景」原作:筒井康隆 漫画:清原なつの

上・下
原作:筒井康隆
装幀:コマツ・タカヨ
発行日:上下巻 2008年3月5日 初版発行
発行所:角川書店
定価:本体各620円+税

内容紹介
火田七瀬は、精神感応力を持つ18歳の少女。
心の中の”掛け金”をはずすことによって、
他人が心の中で思ったことが、声に出しているかのように
流れ込んでくる。
その能力を周囲の人間に知られないために、
家政婦として様々な家庭を転々とする暮らしをしなければならない。
(カバー裏より)

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上巻
第一話●無風地帯
 この家族はみんな他人。だから息子は父と同じ女を・・・・・!?
第二話●澱の呪縛
 自称「楽天家」、世間的には「鈍感」。大家族が七瀬を蝕む!
第三話●青春讃歌
 若さを求める妻。それは素晴らしいのか?見苦しいのか?
第四話●水蜜桃
 会社という楽園を失った男は若さを取り戻すため・・・・!?

「七瀬と少年ドラマシリーズ」幕間滋民

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下巻
第五話●紅蓮菩薩
 上品で貞淑な妻という演技の裏で蠢くプライド!!
第六話●芝生は緑
 相手に不満を感じたら・・・・夫婦交換進行中!?
第七話●日曜画家
 芸術家からの行為を喜ぶ七瀬。だが彼の正体は・・・・・!?
第八話●亡母渇仰
 妻のある27歳の男の母親との異様な親子関係・・・・・

「この『家族八景』というわたしの小説、いわゆる七瀬三部作の第一作を原作としているのだが、テレパシーなどという絵になりにくい主題を、本筋に忠実な展開で、みごとな作品に仕立て上げている。恋愛もなければアクションもない、どちらかといえば文学的な作品なのだが、絵になることによって、さらに文学的になった。(後略)」
筒井康隆氏の解説より)