嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「海帰線」今敏 感想

新装版
海帰線
著者:今敏
発行日:2011年1月21日 第1刷発行
2015年1月13日 第5刷発行
発行所:講談社(KCDX)
定価:本体552円

 
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内容紹介・感想
町ぐるみでリゾート開発に取り組むS県網手町にある平津神社には、代々伝わる”海人の卵”があった。そして伝わる人魚の伝説。
リゾート開発が進むにつれ、海人の卵を巡り、不思議な出来事が起こり始める…。
平津神社の神主の長男で主人公の洋介と帰省してきた年上の幼馴染、夏美との淡い交流、リゾート開発の行方、甦る洋介の過去の記憶、物語はクライマックスへ加速していきます。
 
アニメーション監督として名高い著者ですが、漫画でも緻密で確かな描写力とストーリーテリングで一気に読ませます。
 
単行本1冊で見事に完結した作品です。
 
 
著者紹介:
今敏(こん・さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
大学在学中の1985年、ちばてつや賞佳作「カーヴ」で漫画家デビューを果たす。
1990年、本作「海帰線」でヤングマガジン初連載。
同年「老人Z」(大友克洋原作・脚本)に美術設定として初参加し、アニメーションにもかかわっていく。
1997年、映画「PERFECT BLUE」で初監督。
以後「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」「妄想代理人」「パプリカ」(筒井康隆原作)と、アニメーション監督として国内外で高い評価を受ける。
最新作「夢みる機械」では、
原作、脚本、監督として指揮をとるも、2010年8月24日すい臓がんのため永眠、享年46歳。
(カバー帯より)