著者:山田風太郎
カバー装画:天野喜孝
カバーデザイン:芹澤泰偉
発行日:1999年1月15日 第1刷発行
巻末エッセイ:京極夏彦「忍者という妖怪の誕生」
1964年10月 東都書房から「忍法小説全集」9巻として刊行
内容紹介・感想
女を淫獣と化す秘術淫石…
乱舞する妖僧根来忍者VS伊賀忍者の死闘!
恠(あや)しむな、
娯しめー。
なる程娯しいではないか。
畏るべし、
(カバー帯より)
「戦国の魔王松永弾正、己が邪恋を成就せんと、妖術師果心居士の弟子・根来忍法僧に数千の美女狩りをさせた。
伊賀忍者笛吹城太郎の妻・篝火(かがりび)もまたその贄となって果てた。
だが奇怪! 復讐に起った城太郎の前に、弾正の寵姫が、篝火の顔で艶然と微笑み、地獄へと誘う。根来VS伊賀、容喙する柳生新左衛門の死闘!」
(カバー裏より)
「掲載誌「週刊漫画サンデー」では、連載に先立って、前号(3月25日号)に「作者の言葉」が掲載されているので、ご紹介しておこう。
この物語では、この根来流忍法僧と伊賀の忍者との凄絶きわまる死闘を描いてみたいと思います。ご愛読をお願いいたします。」
本作では希代の幻術師果心居士が登場します。
対抗しうるのは当代一の剣聖とうたわれた上泉伊勢守。
本書のラストで両者は相まみえるが、本格的対決は「忍法剣士伝」まで持ち越されることになる。
映画「伊賀忍法帖」(1982)
監督:斎藤光正
解説
(Yahoo映画より)
DVDセル:伊賀忍法帖デジタル・リマスター版
発売日:2011年1月28日