嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「伊賀忍法帖」山田風太郎 感想

カバー装画:天野喜孝
カバーデザイン:芹澤泰偉
発行日:1999年1月15日 第1刷発行
発行所:講談社講談社文庫)
巻末エッセイ:京極夏彦「忍者という妖怪の誕生」
解説:日下三蔵忍法帖雑学講座3 忍法帖のヒーロー」
初出:「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)1964年4月1日号~8月26日号まで連載
1964年10月 東都書房から「忍法小説全集」9巻として刊行

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内容紹介・感想
女を淫獣と化す秘術淫石…
乱舞する妖僧根来忍者VS伊賀忍者の死闘!

恠(あや)しむな、
娯しめー。
なる程娯しいではないか。
畏るべし、
(カバー帯より)

「戦国の魔王松永弾正、己が邪恋を成就せんと、妖術師果心居士の弟子・根来忍法僧に数千の美女狩りをさせた。
伊賀忍者笛吹城太郎の妻・篝火(かがりび)もまたその贄となって果てた。
だが奇怪! 復讐に起った城太郎の前に、弾正の寵姫が、篝火の顔で艶然と微笑み、地獄へと誘う。根来VS伊賀、容喙する柳生新左衛門の死闘!」
(カバー裏より)

本作は風太忍法帖の第十一作です。

「掲載誌「週刊漫画サンデー」では、連載に先立って、前号(3月25日号)に「作者の言葉」が掲載されているので、ご紹介しておこう。

忍術では甲賀流伊賀流が有名ですが、戦国時代から江戸時代初期にかけて、べつに根来流という一派がありました。紀州根来寺を本拠とする恐るべき忍法僧の一団です。
この物語では、この根来流忍法僧と伊賀の忍者との凄絶きわまる死闘を描いてみたいと思います。ご愛読をお願いいたします。」
日下三蔵氏 忍法帖雑学講座3 忍法帖のヒーローより)

本作では希代の幻術師果心居士が登場します。
対抗しうるのは当代一の剣聖とうたわれた上泉伊勢守
本書のラストで両者は相まみえるが、本格的対決は「忍法剣士伝」まで持ち越されることになる。

映画「伊賀忍法帖」(1982
監督:斎藤光
解説
忍者の城太郎が、主家の奥方を我が物にしようとする松永弾正の陰謀を阻止しようと活躍する伝奇アクション映画。さまざまな忍術をSFXを駆使して描いている。ストロング小林は、この後ストロング金剛と改名した。
キャスト
真田広之:笛吹城太郎
渡辺典子:篝火・右京太夫・鬼火(三役)
美保純:漁火
中尾彬:松永弾正
成田三樹夫:果心居士
千葉真一:柳生新左エ門
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(Yahoo映画より)

DVDセル:伊賀忍法帖デジタル・リマスター版
発売日:2011年1月28日
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DVDレンタル:伊賀忍法帖
レンタル開始日:2005年7月8日
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Blue-ray:伊賀忍法帖 ブルーレイ
発売日:2012年9月28日