嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

ミステリー「ABC殺人事件」アガサ・クリスティー

ABC殺人事件
THE ABC MURDERS
訳者:田村隆一
カバー:真鍋博
発行日:1987年2月28日発行
原書発行:1936年
発行所:早川書房(ハヤカワ文庫HM)
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内容紹介・感想
「今月の21日、アンドーヴァを警戒されたし ー ポアロのもとに送られてきた挑戦状どおり殺人は起こった。Aの頭文字の老婆が撲殺されたのだ。つづいて第二、第三の挑戦状が届き、べクスヒルでBの頭文字の娘が、チャーストンでCの頭文字の紳士が殺された。しかも現場には必ずABC鉄道案内が残されていた。アルファベット順に殺人を繰り返す犯人の意図をポアロは必死につかもうとするが・・・
ミステリの女王全盛期の代表作」
(カバー裏より)

ポアロシリーズの第11作。
本書に登場する「ABC鉄道案内」は、解説によると実在する有名ないわゆる鉄道ガイド、時刻表で、英国内のすべての大小の駅名がABC順に収められ、その所在地、ロンドンからの距離、運賃、ホテル名、人口、それからロンドンの駅を何時何分に出ると、そこに何時何分に着くか(及びその逆の時刻)がすべて出ているそうです。

「ABCの殺人の解決について、私の意見を申すなら、ポアロは、いままであつかってきた事件のどれとも、まったくちがったやり方で、この問題と取り組んで、彼の真の天才ぶりを発揮したものと言っていいだろう。」
大英帝国陸軍大尉
アーサー・ヘイスティングズ
まえがきより