著者:梶尾真治
装幀:芦澤泰偉
カバー絵:中島千波「椿・肥後広瀬白」より
発行日:2006年10月18日 初版第1刷
発行所:平凡社
初出:「月刊百科」2004年9月号~2006年9月号、表題「つばきは百椿庵に」で連載。
定価:本体1,500円
昔から園芸の盛んな土地である熊本。その熊本にある400坪を超える敷地に佇む二階建ての日本家屋「百椿庵」。
作家である主人公は、祖父母が亡くなり、住む者がいなくなった「百椿庵」に住むように、父から頼まれる。
幽霊伝説の残る古い「百椿庵」で過ごすうちに、ある日、突然出現した不思議な美少女に出会い、すこしずつ魅かれていく。
少女はどこからやってきたのか?
150年の時の壁を超える恋の行方は?
熊本を舞台に、椿をモチーフに描かれる時を超えた清々しい物語です。
明治座で舞台化(2010年8月)。