THE SHINING
シャイニング
著者:スティーブン・キング
訳者:深町眞理子
装画:杉本典巳
AD:坂田政則
上下巻:1986年11月10日 第1刷
発行所:文藝春秋(文春文庫)
原書発行:1977年
モダンホラーの帝王が「キャリー」「呪われた町」に続いて描いた初期長編の大傑作。
上下巻の大作ですが、一気読みの面白さ(怖さ)です!!
ホテルの設備が古く、暖房炉の圧力計を定期的に確認して、蒸気を解放しないと大爆発を起こす恐れがあると冒頭に説明があります。
クライマックスに向け、暖房炉の内圧の高まりとともにジャックの狂気も加速していきます。
また単なるホラーにとどまらず父子の物語でもあります。
【上巻】
雪に閉ざされた観光ホテルで管理人一家を襲う怪異!
〈景観荘(オーバールック〉ホテルはコロラド山中にあり、世界で最も美しいたたずまいをもつリゾート・ホテルのひとつだが、冬季には零下25度の酷寒と積雪に閉ざされ、外界から完全に隔離される。
そのホテルに一冬の管理人として住みこんだ、作家とその妻と5歳の少年。が、そこには、ひそかに爪をとぐ何かがいて、そのときを待ち受けるのだ!
【下巻】
惨劇とそのあとの浄化…
恐怖小説の第一人者による金字塔的傑作
すずめばちは何を予告する使者だったのか? 鏡の中に青火で燃えるREDRUMの文字の意味は?……
小止みなく襲いかかる怪異の中で狂気の淵へと向かう父親と、もうひとつの世界へ行き来する少年、恐怖と憎しみが恐るべき惨劇へとのぼりつめ、そのあとに訪れる浄化ー恐怖小説の第一人者による〈幽霊屋敷〉テーマの金字塔的傑作
(カバー裏より)