嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「月の光」ドビュッシー


 月の光の真実

「月の光」というタイトルから、幻想的な月夜をイメージするこの曲。しかし、ドビュッシーが描こうとしたのは、ただの月の光の情景ではありませんでした。作曲のきっかけは、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集「雅(みやび)なうたげ」に収められた「月の光」。この詩には、楽しいこと、悲しいこと、という相反するものがこん然一体となった、あいまいな世界が描かれています。この詩にひかれたドビュッシーはまず歌曲を作曲。最初の恋人ヴァニエ夫人にささげます。そして8年後、今度は、言葉を使わずに、ピアノの音だけで「月の光」の詩の世界を描いたのです。それは楽しくもあり悲しくもある、どちらともいえない世界なのです。
NHK Eテレ「ららら♪クラシック」より)