嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

続・アール・デコ様式の美の殿堂 東京都庭園美術館【旧朝香宮邸】

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続・アール・デコ様式の美の殿堂 
【旧朝香宮邸】

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1階 大客室

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大客室のルネ・ラリック制作によるシャンデリア

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1階 大食堂

大食堂と隣の大客室とはエッチング・ガラスの引き戸で仕切ることができます。南面に庭園を望み、大きく円形を描く張出し窓は、開放的な独特の空間を形作っています。来客時の会食用に使用された部屋ということで、ルネ・ラリックの照明器具《パイナップルとザクロ》やガラス扉等にくだものがモチーフとして使われ、ラジエーターカバーには魚貝がデザインされています。暖炉の上の壁画はアンリ・ラパンの作で、赤いパーゴラ(つる棚)と泉が油彩で描かれています。植物文 様の壁面はレオン・ブランショのデザインによるものです。このレリーフはコンクリート製でフランスから送られてきましたが、到着時にヒビが入っていたため日本で型を取り石膏で作り直し、銀灰色の塗装が施されました。

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2階に続く第一階段の窓と照明

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第一階段

建物の中央にある第一階段は1階の客間から2階の家族の居室へ通じる階段です。それはフランス仕立てのアール・デコの空間から「日本のアール・デコ」の空間へ移行する階段ともいえます。
 階段のステップ、腰壁、手摺りには外国製大理石のビアンコ・カラーラをはじめ3種類の大理石が用いられています。手摺りのデザインはアール・デコの特徴であるジグザグのラインが強調され、嵌めこみ金物はブロンズ 製銀イブシ仕上げで、二階広間の照明柱、天井照明とともにアール・デコ特有のパターン化された花模様で統一されています。照明柱の付け根には水盤が付けられるなど、細部に渡って意匠を凝らした設計となっています。

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2階広間

 2階の広間にはじまる家族の居住空間は、主に宮内省内匠寮の技師によってデザインされました。ラジエータレジスター(暖房器用カバー)には日本の伝統模様である青海波が使われるなど、所々に和の要素が取り入れられています。壁面にはコテなどの道具による模様付けが均一に施され、左官職人による匠の技を見ることができます。また、窓の下には造り付けのソファーがあり、宮家時代にはピアノが置かれ、ご家族のくつろぎの場となっていました。

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(説明は公式HPより)

photo©ara