日本橋散歩「日銀通り」
日本銀行本店 旧館 東門側
日銀通の東側は三井住友信託銀行
南門(向かって左手が本館)
日本銀行本店本館(地上3階・地下1階、以下「本館」)は、日本近代建築界の先駆者であった辰野金吾(嘉永7年~大正8年<1854年~1919年>)によって設計され、今年(平成29年)で築121周年を迎えます。日本人建築家による、最初の本格的な明治洋風建築であり、現存する最も重要な建物の一つとして、昭和49年(1974年)には、国の重要文化財に指定されています。
本館は、過去、関東大震災(大正12年<1923年>)をはじめとする災害等に見舞われていますが、被害を受けつつも建物の倒壊は免れ、その後、復旧工事や改修工事を経て、今日に至っています。こうしたなか、東日本大震災を契機に、首都直下型地震等による被害想定が切り上げられたことを踏まえ、更なる耐震安全性の確保を図り、中央銀行としての業務継続力を一層強化するべく、平成28年(2016年)10月から免震化工事に着手しました。
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