嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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日本いけばな三大流派『世界らん展2019-花と緑の祭典』

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『世界らん展2019-花と緑の祭典』
特別展示
日本いけばな三大流派

日本のいけばな三大流派、「華道家池坊」、「いけばな草月流」、「いけばな小原流」のここでしか見ることの出来ない競演。日本古来から続く伝統美をご堪能ください。


小原流のご紹介
小原流は19世紀末、小原雲心(おはらうんしん)が「盛花(もりばな)」という新形式のいけばなを創始して、近代いけばなの道を開いたことに始まります。 「盛花」は、口の広い器(水盤)に材料を「盛る」ように花を展開させるもので、それまでのいけばなの、いわば線の動きを主にした構成にくらべ、面的な広がりを強調したところに特徴があります。今ではおなじみの水盤と剣山を使ういけばなは、小原流が始めたものです。 創流してから1世紀、その時代の生活様式の変化にともなって盛花を基本に、現代空間にふさわしいいけばなを生み出してきたのが小原流です。


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いけばな草月流

草月とは
初代家元・勅使河原蒼風が形式主体のいけばなに疑問を持ち、「個性」を尊重した自由な表現を求めたことから草月いけばなは始まりました。
草月のいけばなは「型」にとらわれることなく、常に新しく、自由にその人の個性を映し出します。いけ手の自由な思いを花に託して、自分らしく、のびやかに花をいけていきます。


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和と美 -池坊いけばなの精神-
自然に恵まれた日本では、四季折々に美しい草木が見られます。春の芽生え、夏の繁茂、秋の彩り、冬の枯枝…これらは草木が生きているからこそ現れるものです。

池坊では草木の命が作り出す姿を美しさの根源とし、そこには「和」があると考えます。つまり、草木の命が日々太陽や雨や風などに出会い、新たな姿へ変化することが「和」なのです。

虫食い葉・先枯れの葉・枯枝までも、みずみずしい若葉や色鮮やかな花と同じ草木の命の姿ととらえ、美を見出すことが池坊の花をいける心であり、理念です。
こうした池坊の理念は、室町時代後期に池坊専応によって確立され、花をいける技とともに今に伝えられています。

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