坂のある風景
『昌平坂と神馬あかりちゃん(御神馬・神幸号(ごしんめ・みゆきごう)』
彼方に見えるドームはニコライ堂
由来を解説するパネル
湯島聖堂と東京医科歯科大のある一帯は、聖堂を中心とした江戸時代の儒学の本山ともいうべき「昌平坂学問所(昌平黌)の敷地であった。そこで学問所周辺の三つの坂をひとしく「昌平坂」と呼んだ。この坂もその一つで、昌平黌(ごう)を今に伝える坂の名である。
元禄7年(1694年)9月、ここを訪ねた桂昌院(五代将軍綱吉の生母)は、その時のことを次のような和歌に詠んだ。
萬代(よろずよ)の秋もかぎらじ諸(もろ)ともに
まうでゝ祈る道ぞかしこき
文京区教育委員会 平成18年3月
坂の下から
神田明神の神馬あかりちゃんに出会いました。
photo©ara