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『勝負論』青木功著
「本書は半世紀に亘って勝つことだけにこだわってきた、おれの理論であり、心の記録でもある。」(まえがきより)
1964年のプロ入りから輝かしい実績を誇る日本ゴルフ界のレジェンドである青木プロによる本書。
タイトルとまえがきから単に勝負の話だけかと思うかもしれませんが、勝負だけに関わらずゴルフ論、人生論ともいうべき内容となっています。
またプロ入りから初優勝まで7年かかった話、「全米オープン」でのジャック・二クラウスとの名勝負の裏話など興味深い話も多く読むことができます。
一流選手と二流選手のちがいは何か?誰もはっきりとした答えは持っていないだろうとしながら、一つ確実に言えるのは、大前提において「プラス思考でなければならない」という。この楽観主義(ポジティブ)な考え方は全編を通して基本的な考え方で、大変参考になります。
「勝負論」
著者:青木功
発行:2015年3月20日
発行所:新潮社(新潮新書)
定価:本体780円