○○すぎる文学作品を漫画化シリーズ第三弾！！
『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
ドリヤス工場著
第一弾「有名すぎる～」、第二弾「定番すぎる～」に続く第三弾「必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」が登場。
著者あとがきにもある通り、本書には厳密には文学作品といえない作品もいくつか含まれている。
ジャンルとしては上記の評論的なものから純文学、戯曲、ミステリー、ホラー、児童文学など多岐にわたっている。
個人的に興味を引くのは「瓶詰地獄」「D坂の殺人事件」「クトゥルフの呼び声」「夜叉ヶ池」等のミステリー、ホラー系の作品。
また全体を通して映画化、漫画化等されている作品も多いので、そちらとの比較をしてみても面白い。こうした文学作品の翻案は知っている作品も知らない作品も興味深いですね。
<収録作品>
芥川龍之介「蜘蛛の糸/トロッコ」
福沢諭吉「学問のすゝめ」
織田作之助「猿飛佐助」
夢野久作「瓶詰地獄」
夏目漱石「吾輩は猫である」
森鴎外「山椒大夫」
坂口安吾「堕落論」
魯迅「狂人日記」
宮沢賢治「風の又三郎」
ルイーザ・メイ・オルコット「若草物語」
押川春浪「海底軍艦」
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」
谷崎潤一郎「春琴抄」
田山花袋「田舎教師」
太宰治「富嶽百景」
ツルゲーネフ「初恋」
マルクス/エンゲルス「共産党宣言」
石原莞爾「最終戦争論」
菊池寛「父帰る」
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」
ラヴクラフト「クトゥルフの呼び声」
泉鏡花「夜叉ケ池」
中島敦「李陵」
新美南吉「手袋を買いに」
折口信夫「死者の書」
書名：『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
著者：ドリヤス工場
発行日：2017年9月7日 第一刷発行
発行所：株式会社リイド社
定価：本体850円＋税
