迫り来るカタストロフィ
『チェンソーマン第9巻』
藤本タツキ著
前巻で描かれた壮絶な総力戦、正体すら定かでなかったサンタクロースとの戦いでは地獄に連れ去られ、底知れぬ力を持つ闇の悪魔に遭遇、敵も含め多くの仲間が命を奪われ、または傷ついてしまった。
辛くも生還した早川アキ、デンジ、パワーの3人だったが、アキは片腕を奪われ、パワーは夜中にうなされるなどすっかり闇の悪魔に怖気づいてしまっていた(そんなキャラだっけ?)。デンジだけは相変わらず能天気であったが、マキマからの旅の誘いも断り弱気になるパワーに寄り添うのだった。その優しさがやはり強さだけではない主人公ならでは。そんな傷も癒えぬ3人の暮らしの中、銃の悪魔討伐遠征が近づく・・・。
岸辺隊長に4課の討伐隊不参加を申し出るアキだったが、マキマに呼び出され驚愕の事実を告げられる・・・。
日本に襲い掛かる銃の悪魔、アキ、デンジ、パワーら3人と記憶を呼び戻した天使の悪魔を待ち受ける無慈悲な展開に戦慄する。
タイトル:チェンソーマン第9巻
著者:藤本タツキ
発行日:2020年11月9日 初版第一刷発行
発行所:株式会社集英社
定価:本体440円+税