仮想歴史活劇コミック最新刊!!
『国境のエミーリャ』第4巻
もしあのとき○○だったら・・・という歴史の「if」に翻弄される人々描く本作も、はや4巻を迎えました。
主人公エミーリャは、戦後東西に分断された国境の街「東トウキョウ」で、食堂の給仕係をしながら、西側への”脱出請負人”という裏の顔も持つ。
1962年という時代設定から、建物やバスや地下鉄などの乗り物がレトロでいいですね。また神田やニコライ堂など現実とリンクしているところも楽くなります。今回はストーリー展開上、エミーリャは碓氷峠へ向かう。横川の”峠の釜めし”ならぬ”国境の釜めし”も登場。
国境の壁に阻まれる淡い恋の行方は!? 脱出作戦の背後にちらつく、幼い頃に別れた父親の影。暗躍する西側情報機関の曲者。次第に重苦しい空気を醸し出しつつ加速する物語は残念ながら次巻へ!!
帯は「アオイホノオ」連載中の島本和彦氏
ゲッサン少年サンデーコミックス
国境のエミーリャ 4
池田邦彦 監修協力/津久田重吾
定価:650円(税込)
発売日:2021/7/12
判型/頁:B6判/208頁
ISBN:9784098506163