嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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本格ミステリーの傑作、ドラマ化も傑作!『invert 城塚翡翠 倒叙集 』  ドラマ化第2弾

本格ミステリーの傑作、ドラマ化も傑作!

『medium  霊媒探偵 城塚翡翠』衝撃の最終回

~すべてが、伏線~

『invert      城塚翡翠 倒叙集 』  ドラマ化第2弾

~すべてが、反転~

※直接的なネタバレはありませんが、若干内容に触れていますので、予備知識なく読書、視聴したい方はスルーをしていただければ幸いです。

 2022年11月13日(日)にドラマ「霊媒探偵 城塚翡翠」が第5回で衝撃の最終回を迎えました。1クールのドラマとしては通常10回~12回が多いことから、異例の第5回の最終回ということで、第6回以降があるのかないのか話題となっていました。

 原作1冊分の4話分の最終話を2回に分け、第5回できっちりと収まり、最終回で衝撃の展開を迎えました。さまざま伏線が散りばめられ、第4回では奇術的な、あざといまでのミスディレクション(誘導、めくらまし)が炸裂し、視聴者を惑わす描写が展開していました。あらためて第1回から見直してみると、ある意味フェアな伏線やヒントが散りばめられています。

 さて続く原作第2弾ですが、こちらは3話で構成され、タイトルに倒叙集とある通り、「刑事コロンボ」で有名な、最初に犯人による犯行が描かれ、それを探偵役が暴いていく形式をとっています。「刑事コロンボ」に影響を受けた「古畑任三郎」や、一作目から表紙イラストや本文で暗示、言及された「シャーロック・ホームズ」は今回でもより大きくクローズアップされてきます。

 原作2冊目の中でも、特に第3話が圧巻です。ホームズの宿敵、モリアーティになぞらえた、証拠を残さない強敵が登場。なかなか手ごわい相手ですが、本作の通奏低音である城塚翡翠のこだわる正義が貫かれます。そして1作目で描かれたエリミネーターへの言及には驚かされました。

 それにしても、これは映像化は不可能?と思えますが、第5回までの高いクオリティから、見事に映像化されることを期待して待ちたいと思います。

『invert      城塚翡翠 倒叙集 』  

contents

「雲上の晴れ間」

「泡沫の審判」

「信用ならない目撃者」

 あとで見返してみるとタイトルにもかなり重要なヒントというか鍵が隠されていますね(特に第3話)

 ドラマ化第2弾が仮に全5回だとすると、推測になりますが、第3話が1冊の約半分あるので、後半3回に分けてやる感じでしょうか。成り行きを見守ることにしましょう。

書店でいただいた紙袋です。(反対側がinvertⅡ)

photoⒸarashi

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