青い鳥の伝説
全3巻
著者:石井いさみ
発行日:1972年12月
感想
これはなんという傑作であろうか。全3巻にさまざまなドラマを盛り込んで、クライマックスはそれぞれの思いが火花を散らす。
田園調布を舞台に熱い青春ドラマが繰り広げられる。
主人公早見嵐(はやみらん)は、バスケに青春をかける高校1年生。医者の息子で裕福な彼と思いを寄せる貧しい志摩冬子。そして嵐のライバルとなるのが、冬子の幼馴染でバスケット界の新星、疾風の得点王、尾崎力(おざきりき)。美しい義姉さん、黒い殺し屋といわれた椿連太郎、用務員のアンパン。魅力的な脇役たち。
緻密で完成された画力はもはや芸術の域に達しており、一部の隙もない。