嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

ウルフガイ〈1〉 狼の紋章 感想

狼の紋章(エンブレム)
著者:平井和正
カバー・挿画:生賴範義
発行日:
昭和46年11月20日 印刷
昭和46年11月30日 発行
発行所:早川書房(ハヤカワSF文庫)

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内容紹介・感想
「青鹿晶子を救え! 悪辣非道の人間どもを打ち懲らさんと、今こそ狼の命を賭した凄惨な戦いが始る!」(口絵キャプションより)

文字通り孤高の一匹狼、犬神明の孤独な戦い。

徹底的に暴力を避けようと無抵抗に徹する犬神明。しかしそのストイックさが逆に磁力のように暴力を引き寄せてしまう。

たわめたバネのように極限まで集積されたエネルギーが、結末に向けて爆発する。
さらに生賴範義氏の筆が縦横無尽に冴えわたる。
傑作です。