火花 又吉直樹

2015年上期　第153回　芥川賞受賞

火花

又吉直樹　

装画：西川美穂「イマスカ」2011

装幀：大久保明子

発行日：

2015年3月25日　第１刷発行

2015年8月20日　第18刷発行

公益財団法人　日本文学振興会　歴代芥川賞受賞者

http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/list.html

内容紹介・感想

2015年上期の芥川賞を羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」と共にダブル受賞した本作品。

私が購入した時点で帯の通り209万部に到達していました。

3万部刷れば大ヒットといわれる文学作品の中で、間違いなく活字離れ、紙媒体衰退の出版業界にとって救世主といえるでしょう。

それと表紙が何だろう？というインパクトと不気味さで目を引き付けたんだと思います。

内容については熱海の花火大会での僕と神谷さんの出会いから、吉祥寺、井の頭公園、渋谷、明大前、三宿、二子玉川といった舞台が登場してきます。

舞台がよく知っている場所なので、イメージがすごく湧いてきます。

そしてラスト、ネタバレはさけますが、予想外の展開が待っていて、想像していたのとは違う不思議な読後感をもたらします。