ドラマ化原作!!
『美食探偵ー明智五郎ー』
東村アキコ著 感想
中村倫也さん主演でドラマ化され絶賛放送中(現在はコロナ影響により本編は延期中、特別篇を放送)の原作です。
1巻の内容はドラマでは第2回までの内容を掲載。
表参道の一等地に居を構える江戸川探偵事務所の探偵、明智五郎は大の美食家。事務所の向かいでワゴン販売のお弁当屋「イチゴ🍓デリ」を営む小林苺は明智五郎に小林一号と呼ばれ、気に入られる。明智小五郎に対する小林少年の役どころかでしょうか。
明智五郎とはどのような人物かというと「変な髪形、変なスーツに なぜか今どきループタイ でも顔はやたらめったら整ってて」(小林苺談)、フレンチのフルコースを楽しむかと思えば、小林苺にちくわの磯部揚げをオーダーメイドで作らせるなど謎も多い。
謎の女マリアとの最初の事件から、続く一見無関係の事件にもマリアの影がちらつく。食とサスペンスの物語に著者お得意のギャグを織り交ぜながらストーリーが展開します。ドラマとの違いを探してみるのも面白い。
映画化もされた「海月姫」や自伝的コミック「かくかくしかじか」で有名な東村アキコさんが挑む食にまつわる探偵奇譚開幕です。
書名:美食探偵ー明智五郎ー 第1巻
編者:東村アキコ
発行日:2016年2月29日 第1刷発行
発行所:株式会社集英社
定価:本体419円+税