ボッコちゃん 星新一 ショートショート集 感想

ボッコちゃん

著者：星　新一

カバー・挿画：真鍋　博

あとがき：星　新一

解説：筒井　康隆

発行年月日：

昭和46年5月25日　発行

昭和62年5月25日　46刷改版

平成18年5月20日　86刷

発行所：新潮社（新潮文庫）

内容紹介・感想

「スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群！　日本ＳＦのパイオニア星新一のショートショート集。

表題作品をはじめ、「おーい　でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「狙われた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。」

（カバー裏より）

著者あとがきによると、これは自選短編集であり、特徴として、初期の作品が多いという点で、愛着の深いものばかりということ。

もうひとつの特徴は、短い作品を多く収録してあるという点。

さらにもう一つの特徴として作品のバラエティを多くするように心がけたそうです。（ミステリー、SF、ファンタジー、寓話、童話）

「だからこの一冊は、私、星新一というあやしげな作家そのものを、ショートショートに仕上げた形だといえるかもしれない。昭和46年3月」(著者あとがきより）

生涯に1001編を超す作品を生み出した著者の作品を知るうえで、最適な一冊といえるでしょう。

真鍋博氏のカバー、挿絵も忘れられません。

傑作です。