嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

「おろち①」楳図かずお 感想

Big Comics SPECIAL
UMEZZ PERFECTION!4

おろち1
発行日:2006年1月1日 初版第一刷発行
発行所:小学館
定価:本体1,143円
収録作品(初出):
「姉妹」 少年サンデー 25号~29号 1969年
「骨」 少年サンデー 30号~38号 1969年
 
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カバー+帯

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カバー

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表紙

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裏表紙

内容紹介・感想
まず紙質、装幀が凝っています。カバーの紙質、4色カラーの帯と扉絵、「姉妹」本編92ページまでが、白色度の高い半光沢紙に印刷されています。「骨」はクリーム色の上質紙。
そのため少し定価がお高くなっています。

内容は言わずもがな、人間心理の闇と恐ろしさを超常能力を備えた少女、おろちの目を通して描いた傑作です。

「姉妹」
これほど恐ろしい
できごとは
ほかにもあるのだろうか
・・・・・・・・・・
これは
はき気をもよおすほど
いやらしい女心の
恐ろしさと執念を
えがいたものである

という不穏な序文から、吹きすさぶ嵐の中、嵐を避けるため一軒の洋館を訪れる少女、おろち。
この発端からして、ただならぬ予感をはらんでいます。

「骨」
これはその昔、墓場から甦った男とそのあとに続く場面を読んでトラウマとなってしまった作品。

どちらも一読忘れがたい印象を残す作品です。