新選組三部作
新選組始末記
著者:子母澤寛
発行日:1977年3月10日 初版発行
発行所:中央公論社
新選組三部作
新選組始末記
新選組遺聞
新選組物語
【著者紹介】
子母澤寛(しもざわかん)
明治25(1892)年‐昭和43(1968)年
祖父の梅谷十次郎は通称斎藤鉄五郎といい、彰義隊の一員として上野の戦争に加わり、敗走して五稜郭まで行き、そこでも敗北の憂き目を味わねばならなかった。この祖父の苦難のあとは、短篇「蝦夷物語」「厚田日記」「南に向いた丘」などに点描されている。
【執筆の経緯】
子母澤寛が勤めていた東京日日新聞社会部では昭和戊辰にちなんで前年の暮れから二月へかけ「戊辰物語」を連載し、昭和3年5月に万里閣書房から出版した。社会部の遊軍であった子母澤寛も、そのうちのいくつかを執筆している。
その取材の過程であらためて新選組関係者と会い、話を聞く過程で本作をまとめる気持ちになったと思われる。
(尾崎秀樹氏あとがきより)
かくいう私も、もともと好きだったというのもありますが、今でいう聖地巡りなどもしたものです。