嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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映画鑑賞記『未来のミライ』

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映画鑑賞記
2018年7月20日公開

時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』に続く、細田守監督の話題作、「未来のミライ」を観てきました。

山下達郎さんのオープニングテーマ曲「ミライのテーマ」から一気に作品世界に引き込まれます。

冒頭、映像は遠く横浜のランドマークを見下ろす俯瞰視点から一軒の家にフォーカスしていきます。(横浜市磯子区のあたり)
過去と未来、この俯瞰視点は物語中に何度も出てきます。

建築家のお父さんの設計した、現代風の家が魅力的です。本棚に私も好きな孤高の画家、田中一村の画集を発見しました。
家の中を中心に、割と淡々とした家族の日常が描かれます。そして出産で家を離れていたお母さんが、赤ちゃんと一緒に帰宅します。

子育ての描写も多く、この辺りはよくありがちなエピソードの積み重ねとなっており、共感できるかどうかで、好き嫌いの分かれるところでしょう。
お兄ちゃんが赤ちゃんに嫉妬する、お父さんが慣れない家事に右往左往する等。

「4歳の男の子と妹のミライちゃんのちょっと変わった「きょうだい」の物語」となっていますが、これは連綿と続く家族の物語といえるでしょう。

リアリティとレトロ趣味をくすぐる過去の描写と壮麗な未来の描写は圧巻です。中でも「ひいじいじ」が特にかっこいいです。(声は福山雅治さん)
とくに未来の描写は細田監督の想像力、遊び心が炸裂しているといっていいでしょう。

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監督・脚本・原作
細田 守MAMORU HOSODA
1967年生まれ、富山県出身。金沢美術工芸大学卒業後、1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。アニメーターを経て、1997年にTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎(第4期)」で演出家に。1999年に『劇場版 テジモンアドベンチャー』で映画監督デビュー。2000年の監督2作目、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の先進性が話題となる。その後、フリーとなり、2006年に公開した『時をかける少女』(原作:筒井康隆)が記録的なロングランとなり、国内外で注目を集める。2009年に監督自身初となるオリジナル作品『サマーウォーズ』を発表。2011年に自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)と3年おきに話題作を送り出し、国内外で高い評価を得ている。最新作『未来のミライ』は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出された。

主題歌:山下達郎
オープニングテーマ「ミライのテーマ」
エンディングテーマ「うたのきしゃ」

企画・制作:スタジオ地図


公式HP