水の都ベネチアを舞台に展開する探偵物語
『Forget-me-not(フォゲットミーナット)〈1〉』
鶴田謙二著
水の都ベネチアの私立探偵伊万里マリエルは、祖父である故ピエトロ・ベヌーチの遺言で、家業である探偵の後継者とされている。しかし広大な屋敷と莫大な財産の相続には条件があった。22年前に屋敷から消えた「Forget-me-not(私を忘れないで)」の捜査と回収である。そんな時、先代からの宿敵怪盗ベッキオからの手紙が届く・・・
ときにバレバレだが変装の名人マリエル、早々に正体を明かす(推定)怪盗ベッキオだがラストにひとひねり。
モノクロで描かれるベネチアの美しい風景を背景に動き回る登場人物が魅力的です。
表紙
書名:Forget-me-not1
編者:鶴田謙二
発行日:2003年9月22日 第1刷発行
発行所:株式会社講談社
定価:本体857円+税