嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

キャプテン・フューチャー「恐怖の宇宙帝王」エドモンド・ハミルトン

CAPTAIN FUTURE
AND THE SPACE EMPEROR
by Edmond Hamilton
恐怖の宇宙帝王
訳者:野田昌弘
装画・口絵・挿画:水野良太郎
発行日:1974年5月31日 発行
発行所:早川書房(ハヤカワ文庫SF)
初出:1940年

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著者紹介
1904年、オハイオ州生まれ。父親は漫画家、母親は元教師。秀才の誉れ高く10歳で高校へ入学し14歳で卒業。15歳でウエストミンスター・カレッジに入学し物理学を専攻したが、文学にかぶれて大学を中退。鉄道職員となり、愛読していたA・メリットやエドガー・ライス・バローズの影響を受けた小説を書きはじめる。1926年、〈ウィアード・テールズ〉誌より「マムルスの邪神」でデビュー。恒星系や銀河をたびたび危機に陥れることから“世界破壊者(ワールド・レッカー)”の異名をとる。代表作は〈スター・キング〉2部作スペースオペラの古典とされる〈キャプテン・フューチャー〉〈スターウルフ〉シリーズや、本格SF『虚空の遺産』『時果つるところ』などがある。1977年逝去。夫人は、やはり著名なSF作家のリイ・ブラケット
(創元社HPより)

■ 内容紹介
太陽系政府ビルに突如現れた毛むくじゃらの大猿ー人間の服装をした”それ”は、必死で何かをしゃべろうとして、死んだ。「木星・・・・・・先祖帰リ……宇宙帝王ガ……」この奇怪な事件こそ、現在わが太陽系最大の惑星に蔓延しつつある原因不明の恐るべき疾病の結果であることを見てとった政府主席は、ついに意を決して、北極の信号灯台より月面へ合図を送った。キャプテン・フューチャー、応答せよ! 貴下の出動を乞う! 出動を乞う!
かくして極悪非道の姿なき魔人<宇宙帝王>の正体を暴かんものと、科学の天才にして正義の守護者、若き英雄キャプテン・フューチャーの痛快極まる大宇宙活劇が展開される!
(本文扉より)

スペース・オペラの古典的名作、記念すべき第一作。
当初、翻訳版の刊行は原書と異っていました。
特徴としては水野良太郎氏のクラシカルなイラストがふんだんに使われ、古きよきアメリカのパルプ雑誌の雰囲気を醸し出していました。
またコメット号の図解等もあり、わくわくするものでした。

後に、2004年より鶴田謙二氏のイラストを表紙として、原書の発行順の2冊合本で東京創元社より、創元SF文庫全11巻として刊行されました。