ソール・ライター風
山下公園通り
今回は正直なところ、ソール・ライター風と謳うほどソール・ライター風ではございません。
それでは、ここで少しニューヨークを舞台として活躍した写真家ソール・ライターの作品の特徴を考えてみましょう
📷天候:雨と雪が多い。
📷モチーフ:傘、窓ガラスの水滴、ショーウィンドーと映り込む風景、鏡、路上に伸びる影、都会の雑踏、現在からみるとレトロな建物、乗り物、服装。
📷構図:望遠レンズによる圧縮、高所からの俯瞰、タクシーやバスの車窓の中から、または外から、建築物やドアの隙間、フレームの中のフレーム。
📷色彩:くすんだ原色、モノクロームの中のワンポイント的な差し色(赤など)。
山下公園通りの場合、空間としては少しオープンで整然としているので、少し雰囲気は異なってしまいます。
あとソール・ライターの写真は、思った以上に大胆な構図の切り取り方や手前に大きなボケを持ってきて、ほとんど抽象画と見紛うような構成となっている写真が多く、かなり狙った上でシャッターチャンスをとらえなければならず、それっぽくならないので難しいです。
photoⒸarashi