地図と写真で旅する江戸東京探偵散歩
月刊『東京人』2021年6月号 no.440
表紙・黄金仮面を手に持つ江戸川乱歩と浅草十二階(人形制作、撮影・石塚公昭)
雑誌「東京人」とは・・・
雑誌「東京人」は、1986年に季刊誌として創刊された雑誌で、現在は都市出版株式会社より、月刊誌として発行されている。雑誌としてのコンセプトは以下のようになっています。
東京での暮らしをより豊かにするため、都市・文化・風俗・建築・文学・交通・地形・街並みなどあらゆるジャンルをテーマに、江戸東京の歴史とともに東京の魅力を模索する総合誌です。(公式HPより)
本号の特集について・・・
「東京人」2021年6月号は、江戸から昭和、そして現在までに「探偵小説」(時代小説、社会派推理小説、SF小説も含む)で描かれた江戸東京を辿るというとても魅力的な特集となっています。
登場するエリアは、銀座、浅草、西東京、新宿、中野、池袋、神田、神保町、東京下町となっています。浮世絵や古地図、往時を写したモノクロ写真などで、かつて探偵が闊歩した江戸東京へタイムスリップ気分を味わうことができます。そして特集の探偵たちの姿を描いたメインのイラストは、「金田一耕助語辞典」のYOUCHAN氏です。
「凌雲閣(浅草十二階)」江戸東京博物館
「銀座和光」の時計塔
「銀座トラヤ帽子店」(輸入、国産紳士帽子専門店) 大正六年創業
photoⒸarashi
▼タイムマシンの登場するSF、広瀬正の「マイナスゼロ」
昭和七年、建設中の服部時計店が登場する。