嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

わが良き狼(ウルフ) 筒井康隆 短編傑作集 感想

わが良き狼(ウルフ)
著者:筒井康隆
カバー:杉村 篤
発行日:昭和48年2月20日 初版発行
発行所:角川書店(角川文庫)
定価:260円

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内容紹介・感想
わが良き狼
トンネルを抜け出て過去の町ルピナスに帰ったキッドは、そこで老人と子供の姿しか見なかった。
若者は活気のある新しい星へと移り行くのだ。昔の恋人から町を騒がせたあの懐かしい悪漢ウルフがまだ生き残っていることを聞き、やっつけんと下町へくりだしたが・・・。
詩情ただよう表題作他、筒井文学の醍醐味あふれる傑作集!」
(カバー表折り返しより)

「やさしさと酷薄さと、大胆奔放と繊細巧緻と、うらはらに貼りついて、やつぎ早やに、いろんな手妻をくり出し、読者を恍惚とさせてくれる」(田辺聖子 解説より)

SFという枠ではくくれない初期短編集。
傑作です。

収録作品
地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしほ)
夜の政治と経済
わが家の戦士
わが愛の税務署
若衆胸算用
団欒の危機
下の世界
わが良き狼(ウルフ)