嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

コミック、映画、ミステリーなど、思いつくまま綴ります。街のお散歩写真もご紹介(#^.^#)

大いなる眠り レイモンド・チャンドラー 感想

大いなる眠り
訳者:双葉 十三郎
カバー装画:日下 弘
発行日:
1959年8月14日 初版
1981年3月20日 34版

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内容紹介・感想
「私立探偵マーロウは、スターンウッド将軍の娘がゆすりにあっている件で、将軍家へ招かれた。
マーロウは、脅迫状の差出人の家へ行き、二発の銃声を聞いて家の中へとびこんだが、それは秘密写真撮影の現場だった。
新鮮な内容、会話の妙味、迫力ある描写、この処女長編で、チャンドラーはハードボイルドのチャンピオンとなった。」
東京創元社 HPより)

アメリカの作家。1888年生、1959年歿。両親の離婚後、母と共にイギリスに渡り、そこでエッセイや詩を書いていたが、アメリカに戻り、第一次大戦後に小説を書き始めた。
ブラック・マスク誌を皮切りに、一九三九年には処女長編『大いなる眠り』を発表、私立探偵フィリップ・マーロウを登場させ、新感覚の語法、非情な人間描写で、ダシール・ハメットにひきつづき、ハードボイルド派を確立した。 」
東京創元社 HPより)


十月半ばのある日、ほどなく雨の降り出しそうな正午前、マーロウはスターンウッド将軍の邸宅を訪れた。
将軍は、娘のカーメンが非合法の賭場で作った借金をネタに、ガイガーなる男に金を要求されていたのだ。マーロウは話をつけると約束して、早速ガイガーの経営する書店を調べはじめる。
「稀覯書や特装本」販売との看板とは裏腹に、何やらいかがわしいビジネスが行われている様子だ。やがて、姿を現したガイガーを尾行し、その自宅を突き止めたものの、マーロウが周囲を調べている間に、屋敷の中に三発の銃声が轟いた―
アメリカ『タイム』誌「百冊の最も優れた小説(1923‐2005)」、仏「ル・モンド」紙「20世紀の名著百冊」に選出の傑作小説。待望の新訳版。
早川書房HPより)