火星シリーズ③
火星の大元帥カーター
訳者:厚木 淳
カバー装画・口絵・挿画:武部本一郎
発行日:
1979年3月9日 初版
1986年4月4日 7版
発行所:東京創元社
定価:380円

内容紹介・感想
しかしその前にイサスの奸策により、カーターをめぐる三人の美女が不気味な太陽神殿に幽閉されてしまった。
いかにして、この難攻不落の神殿から彼女たちを助け出すか?
凄絶きわまりない大救出作戦は、ドール谷の緋色の平原から北極の大氷原の果てまで、火星を一周して延々と展開する。
かつていかなる宇宙艦隊といえども、生きては再び生還したことのないという神秘の北極には、なにがカーターを待ち受けているのか?」(序文より)
SF冒険活劇、スペースオペラの第3巻。
火星シリーズ全巻のなかでは、冒頭の1、2、3巻が三部作をなしている。
すなわちヒーローであるジョン・カーターとヒロイン、デジャー・ソリスの波乱万丈の物語である。
「この三部作が、ERBの全作品の中でも最高の、間然するところのない名作であることは、すでに定評がある。」(訳者あとがきより)
主な登場人物
ジョン・カーター 地球人 デジャー・ソリスの夫
デジャー・ソリス 赤色人 絶世の美女、皇帝タルドス・モルスの孫娘
スピア 赤色人 プタース皇帝の娘
スバン・ディーン 赤色人 プタース皇帝、スピアの父
ファイドール 白色人 教皇の娘
サリッド 黒色人 ファースト・ボーンの貴族
サレンサス・オール 黄色人 マレンティ公国の大公
トルカス・バル 赤色人 ケオル街道の警備隊長
著者紹介
E・R・バローズ