今週のお題「買いそろえたもの」
現代の安楽椅子探偵『リンカーン・ライムシリーズ』
ジェフリー・ディーヴァ―
◆リンカーン・ライムシリーズ
四肢麻痺の元科学捜査官リンカーン・ライムは、その明晰な頭脳と微細証拠物件の科学的な分析から犯人を追い詰めていく。相棒はスポーツカーで街を駆け巡る行動的な赤毛の美女、アメリア・サックス。作者の強烈などんでん返しと意外な犯人に対するこだわり、情熱は驚くべきほどである。どの作品から読んでも面白いが、アメリアとの関係も変化していくので、一作目から是非読んでいただきたい。
第1作「ボーン・コレクター」
第2作「コフィン・ダンサー」
第3作「エンプティ―・チェア」
第4作「石の猿」
第5作「魔術師 イリュージョニスト」
第6作「12番目のカード」
第7作「ウォッチメーカー」
第8作「ソウル・コレクター」
第9作「バーニング・ワイヤー」
第10作「ゴースト・スナイパー」
第11作「スキン・コレクター」
第12作「スティール・キス」
第13作「ブラック・スクリーム」
第14作「カッティング・エッジ」
◆安楽椅子探偵のはしり
「隅の老人の事件簿」バロネス・オルツィ著
自らは行動せず、与えられた情報や訪問者からの聞き取りから謎を解く「安楽椅子探偵」のはしりとされる作品。シャーロック・ホームズが大人気となったことから、同時代に登場し、シャーロック・ホームズのライヴァルたちと目される。
◆ノンシリーズ・単独作品
「悪魔の涙」
筆跡鑑定人パーカー・キンケイド登場。リンカーン・ライムとも親交がある。他にリンカーン・ライムシリーズからのスピンオフキャラクターとしては、人間嘘発見器と称される尋問の天才、キャサリン・ダンスがいる。
「監禁」
「追撃の森」