熊野山岳篇
伊勢波濤篇
著者:山田風太郎
解説:中島河太郎
発行日:昭和53年4月5日 初版発行
発行所:角川書店(角川文庫)
角川文庫版上巻カバー(装画:佐伯俊男)
角川文庫版下巻カバー(装画:佐伯俊男)
初出
内容紹介・感想
島原の乱の直後、かろうじて城を落ちのびた天草側の老軍師森宗意軒(もりそういけん)は、奇怪な忍法「魔界転生(てんしょう)」の術で秀れた武芸者を次々と蘇らせた。彼らを操り、紀州大納言頼宣(よりのぶ)をそそのかした彼は本格的に幕府転覆に乗り出した・・・・・。
(上巻カバー折り返しより)
蘇ったそうそうたる転生衆に立ち向かうは十兵衛の孤剣のみ。
無精たらしい癖に、剣をとれば無敵、情愛が厚いかと思うと、恬淡として愛執にとらわれない。
そんな十兵衛がすこぶる魅力的であり、知恵とトリックで恐るべき魔人たちに立ち向かうさまは痛快無比である。傑作。
転生衆
荒木又右衛門
田宮坊太郎
柳生如雲斎
カバー装画・デザイン
エロイム・エッサイム 古き骸を捨て、蛇はここに蘇るべし。
(Yahoo映画より)
「魔界転生」
配給:東映
公開日:1981年6月6日
製作:角川春樹
監督:深作欣二
原作:山田風太郎
音楽:山本邦山・菅野光亮
キャスト:
佳那晃子:細川ガラシャ
緒方拳:宮本武蔵
真田広之:伊賀の霧丸
松橋登:徳川家綱
成田三樹夫:松平伊豆守
解説: