Johannes Vermeer
謎解きフェルメール
著者:小林賴子 朽木ゆり子
発行日:2003年5月25日
発行所:新潮社
定価:本体1,300円
カバー表<天秤を持つ女>部分 1662年~65年
オランダの小さな水の街、デルフトで、
生涯、絵を描き続けた画家、フェルメール。
作品の一点一点を読み解きながら、
”謎の天才画家”と神秘化されてきた
この画家の真実の姿を追う。
(カバー裏より)
のこされたわずか三十数点の作品を読み解いて探る画家の真実。
のこされた作品は、わずか三十数点――傑作から失敗作まで、その1点1点を読み解きながら、“謎の天才画家”と神秘化されてきたフェルメールの真実の姿を探る。故郷、デルフトの写真紀行に加え、CGを駆使して解明するフェルメールの絵画構築術、また、ナチスを欺いた世紀の贋作事件の舞台裏や、繰り返される盗難事件も徹底追跡!
著者紹介
小林賴子(コバヤシヨリコ)
1948年、山口県生まれ。美術史家。目白大学社会学部メディア表現学科教授。専門は17世紀オランダ美術史、日蘭美術交流史。第10回吉田秀和賞を受賞した『フェルメールの世界 17世紀オランダ風俗画家の軌跡』(日本放送出版協会)、『フェルメール論―神話解体の試み』(八坂書房)ほか著書多数。