昨年12月24日に惜しまれつつ亡くなった、日本のみならず海外でも人気が高い画家、絵本作家の安野光雅さん。
本日のテレビ東京系「新・美の巨人」では、有名な人気シリーズ「旅の絵本」を中心に安野光雅さんの世界に俳優の片桐仁さんとともに迫りました。
「旅の絵本」はやはりいいですね。俯瞰した風景の中にいろいろな物語や仕掛けが隠されています。安野さんのふるさと津和野にある安野光雅美術館に行ってみたくなりました。
「絵のある人生ー見る楽しみ、描く喜びー」安野光雅著
2003年9月19日 第1刷 岩波新書刊
第一章の「絵を見る」編では、津和野での幼少期の体験から。第二章「絵を描く」編ではブリューゲルをはじめとして、フェルメール、レンブラントなどオランダ絵画の巨匠を引き合いに出して、絵を描くということはどういうことかが語られていき、最後の第7章では画家を志したきっかけ(きっかけはなく絵が好きだったから)や絵のある人生について語られています。
「若き芸術家たちへ 願いは「普通」」佐藤忠良・安野光雅著
原書 2002年7月 「ねがいは普通」として発行 文化出版局刊
文庫 2011年4月5日 初版 中公文庫刊
表紙の作品「帽子・夏」1972年で有名な彫刻家、佐藤忠良さんとの対談集。お二人の話は絵画、彫刻の創作の秘密、背景に迫っていきます。「旅の絵本」にも言及。カラー、モノクロの図版も多数収録。