現代の日本に20万人の忍者が⁉
花沢健吾さんコミックス新刊
『アンダーニンジャ』1巻
2019年2月6日 第1刷発行
発行所 講談社
現代の紛争地帯。
日本刀とおぼしき武器で任務(忍務)を完了し、折り鶴を残して姿を消した忍者。
「ニンジャか。会いたかった」と語る兵士に別の兵士は
「バカ言うな、会ったときは俺達が死ぬ時だ」と語る…
突然平凡な日常が崩壊し、謎の病気により人を襲うゾンビと化した「ZQN」と呼ばれる怪物が徘徊する世界を描いた「アイアムアヒーロー」の作者、花沢健吾氏の新作です。
戦時中、連合軍を最も悩ませた忍者組織が、戦後GHQに解体され消滅した。しかし実は日本国内のあらゆる組織に潜伏し、生き延びていた。その数実に20万人。という設定のコミックです。
スケールの大きな状況設定、リアルな背景や日常の描写、オフビートな登場人物。ほぼまるまる一巻使った導入部など前作の印象を引き継いでいます。
1巻の巻末には、冒頭の紛争地帯での忍者の活躍が描かれ、日本編のストーリーとリンクします。最後に登場する忍者の特殊装備がどのようにストーリーに絡んでくるのか。
2巻に期待を持たせる展開は流石にうまいです。
内容紹介
かつて栄華を誇った日本の忍者たちは、戦後GHQによって組織を解体させられ消滅した。しかし、実は今でも忍者は秘密裏に存在しており、その数は20万人とも言われている。そして一部の精鋭忍者は国家レベルの争いごとの裏で暗躍していた。一方で、末端の忍者は仕事にありつけないことも多く、その一人・雲隠九郎もニート同然の暮らしをしていた。しかし、そんな九郎のもとについに重大な「忍務」が‥‥!
タイトル アンダーニンジャ(1)
著 者 花沢 健吾
定 価 本体690円(税別)
シリーズ ヤンマガKCスペシャル
初 出 「ヤングマガジン」2018年第34合~第36・37合併号、第39号、第41号、第43号、第47号、第49号、第51号
講談社コミックプラスより