今週のお題「本棚の中身」
極上のエンタテインメント
『スチュアート・ウッズ作品』
Stuart Woods
ステュアート・ウッズは、1938年、ジョージア州マンチェスター生まれのアメリカの小説家です。
デビュー作の「警察署長」は、ジョージア州の架空の田舎町デラノを舞台に、40数年に及ぶ連続殺人事件の謎を、3代の警察署長が解いてゆく大河ミステリーで、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀新人賞を受賞しました。
また後年の「湖底の家」では、本作の第3部に登場した新聞記者ジョン・ハウエルが主人公となり、「草の根」では、初代署長ウィル・ヘンリー・リーの孫、ウィル・リーが活躍するなど、その作品世界は同一の世界線を持っているようです。
そのエンタテインメント性は、まるでアメリカの映画や連続テレビドラマを観ているかのようです。
装画はご推察の通り、一世を風靡し、最近画集も発売されたアメリカン・テイスト溢れる作風で人気の鈴木英人氏です。