嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

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リンカーン・ライムシリーズ第5弾! 魔術師 ジェフリー・ディーヴァー

リンカーン・ライムシリーズ第5弾
魔術師
The Vanished Man
訳者:池田真紀
発行日:2004年10月15日 第1刷
定価:本体2,095円+税

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内容紹介・感想
「今回のテーマは華麗なイリュージョンと、心躍るサーカスの世界だ。大都市ニューヨークの各所で、数時間おきに舞台奇術さながらの連続見立て殺人が発生。

市警の厳重な包囲網をかいくぐって、犯人はどの現場からも忽然と消え失せてしまう。あたかも観客の目の前で、鮮やかな脱出パフォーマンスを演じるかのように。

遺留品の分析からプロのマジシャンの犯行と推定したライムとサックスは、イリュージョニストを目指す女性カーラにマジックの手ほどきを受けながら、ありとあらゆる不可能を可能にする”魔術師”の邪悪なショーを阻止しようとするが・・・。」

「今回の敵役”魔術師”は、「デヴィッド・カッパーフィールドとハンニバル・レクターを合体させたような」サイコ・イリュージョニスト
法月綸太郎 解説より)

シリーズ第3作では南部の田舎町を舞台とし、第4作では中国から来た敵・・・と、マンネリを避けるために趣向を凝らしてきた著者。
しかし第5作となる本作では、神出鬼没のイリュージョニストを相手に、科学捜査を駆使した頭脳戦という本シリーズの王道に立ち返った内容となっています。

傑作です。