月曜日の友達①
著者:阿部共実
発行日:2017年9月4日 初版第1刷発行
発行所:小学館
定価:本体552円
初出:週刊ビッグコミックスピリッツ2017年第25号、27号、29号、31号、33号掲載作品
単行本表紙・帯
(やわらかスピリッツHPより)
- 〈 書籍の内容 〉
- まばゆい中学生ガールミーツボーイ物語!
みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。
そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。
水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と校庭で会う約束をする。 - 決まって月曜日の夜に。
大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、
まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。
阿部共実、最新作にして最高傑作、誕生!
- 〈 編集者からのおすすめ情報 〉
- 『このマンガがすごい!2015』(宝島社)オンナ編1位、
第18回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞を受賞した
天才・阿部共実が満を持して贈る長編最新作。
大人になる一歩手前のまばゆさを
独特の語調と陰影描写で綴る傑作です。
普遍的でいて尊い。
人類の宝にしたい、そう思える作品です。 - (以上、小学館HPより)
感想
水谷は、同級生が恋愛バラエティ番組を視ている中、一人、二時間の世界の動物特集番組を視ているようなちょっと変わった女の子。
中学生になって二週間が過ぎたある朝、廊下で、こちらもちょっと変わった色白の男子、月野透と出会います。
ふとしたことから夜の校庭で再会し、毎週月曜の夜に会うことを約束してしまいます。
とにかく絵がいいです。白と黒、グレーのスクリーントーンを駆使して、小気味がいいです。
例えが適切かどうか難しいですが、鈴木英人氏のイラストをモノクロにした感じといえばいいでしょうか。空気感とか光の煌めきを感じます
最初の夜の校庭の出会いのシーン。中盤の夜のプールのシーン、終盤の海辺のシーンが印象的で、モノクロの画面に色を感じます。
続きが気になる作品です。是非読んでみてください