人類の存在意義を問う傑作『寄生獣』への源流!!
初期短編集『骨の音』岩明均著
何かキャッチコピーを考えたのですが、本書帯の「寄生獣」への源流!!がぴったり過ぎて、そのまま使わせていただきました(*´▽`*)
高所からの落下の恐怖、肉体と精神、夢に現れるイメージとメッセージ、マジックの落書きで現れる顔の中の顔。ゴミ捨て場の鉄の棒、道端の子犬・・・
粗削りな絵柄と表現の中に寄生獣につながる表現が随所に見られます。悲惨な経験によって捨て鉢になりそうなときにも人とのつながりの中で救いを感じることのできる作品集です。
【収録作品・初出】
ゴミの海 1985年オープン増刊7/11号(デビュー作)
未完 1986年オープン増刊1/30号
夢が殺す 1988年 THE OPEN A
指輪の日 1989年 THE OPEN D
和田山 1988年 THE OPEN E
骨の音 1989年 THE OPEN C
書名:骨の音
著者:岩明均
発行年月日:2003年3月20日 第1刷発行
発行所:講談社
定価:本体743円(税別)