続・東京大手町
『大手門と枝垂れ桜』
大手門
旧江戸城の正門で、参勤交代で江戸に滞在していた大名たちは、ここから新年や月次で登城する際に使用しました。
大手門の高麗門をくぐって中に入ると、枡形と呼ばれる四角く囲まれた広場になっています。
この枡形は、敵が城内にまっすぐに侵入するのを防ぐとともに、攻撃の際には兵の集合場所にもなる施設で、周囲の白壁には「狭間」という銃を撃つための穴があります。
江戸城の城門の多くは、この形式でした。
慶長年間(1596~1625)に築城名手として知られた津藩の初代藩主藤堂高虎の設計といわれます。
寛永6年(1629)の工事のときには酒井忠世が分担しました。左右の石垣は伊達政宗が築造しました。
現在の門は、1967(昭和42)年に復元されたものです。
~千代田区観光協会HP~より
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